MVNの次回メジャーアップデートがなかなか熱そうだな~って話

はじめに

3月初めにMVN2019.2.1がリリースされ、いつも通りアップデートの知らせが代理店であるゼロシーセブンさんからメールで来ました。 そこでは次回メジャーアップデートであるMVN2020.0についての情報もあり、なかなか面白そうだな~!って話です。

まず以下が次回メジャーアップデートのお知らせとして受け取ったメールの文章抜粋です。

4月にメージャーアップデートになるMVN2020.0のリリースも予定しており、HTC Viveを使用したオフラインポジション補正・独立したオブジェクトのトラッキング機能の実装、またソフトウェアの日本語対応が行われる予定ですが、主に上記の2点をお使いの方にお勧めのアップデート版となります。

この中でも個人的に熱いなって思っているのは特にここ、わくわくしちゃうね~!

HTC Viveを使用したオフラインポジション補正・独立したオブジェクトのトラッキング機能の実装

HTC Viveとの連携サポートで何が嬉しいのか

位置ズレ補完

どうしてもMVNは慣性式のモーキャプなので位置ずれが発生していくんですよね。
それを光学式トラッキングであるHTC Viveの絶対位置を参考にすることで、位置を補正すると。
ミドル価格ながらもヒューマントラッキングは自然にできるMVNと低価格ながらも光学式トラッキングで正確に位置を把握できるHTC viveの良いとこ取りですね。

もちろんこの二つのデバイス相性が良いことは誰もが見ても明白で、誰もやってなかったわけではありません。
MVNと光学式トラッキングの組み合わせはわりと模索され、うまくいかなくて挫折したり、オレオレ実装により良い感じのいシステムを構築できたり、みんな苦労しながらもうまいことやってました。
もちろんこれまで通り個人や組織でもやれば全然できる範囲なのですが、公式でサポートされてると助かる~~~!っていうね!

propありのモーキャプ

これはOptiTrackやViconのような光学式トラッキングラッキングがない環境に嬉しいことかなと。 MVNはprop用に一つ余分にセンサーはあるのですが、切り離すことはできないし、用途は限られる...
HTC viveがサポートされて低価格でporpモーキャプが付け加えやすくなるのは純粋に嬉しい場面があるかも。

どういう時に嬉しくなりそうか

懐の余裕がないとき

viconやOtiTrackのような高額光学式モーキャプを買えば位置ズレも精度の問題も解決する。 でもやつらはMVNの10倍以上コスト(機材も人間も)がかかるので、そういうのを用意できない懐事情のとき。

イベント時

遅延や演出の関係上、現地でモーキャプせざるを得ないことがあるが、OPtiTrackやViconを設置するのはスペースの問題から厳しいことが多く、そういうときはMVNが大活躍する
けど、ライブだから位置関係は大事にしたい、みたいことはありがちで、そういう時にこのHTC viveとの相互補完はものすごい嬉しいことになりそう。

まとめ

いろいろ便利になるんじゃないかと勝手に盛り上がったけど、実際どうなるか分からん。
サポートするってのもどこまでどういう感じにするのか全く分からんからな!
他にも、バージョンアップで強化したところから市場での需要変化具合だとか色々想像できることがあって面白いんですけど、そこらへんはまたいつか。